パン工房 こね家様
大阪府大阪府門真市垣内町7-3 | |
06-6903-2626 |
茜丸代表の北條がお客様の元を訪れて、つかの間の交流を楽しむシリーズ。
本日は、大阪府門真市にある『こね家』さん。京阪電車、古川橋駅北口から歩いて5分のところにあります。駅前からの買い物帰りの人たちや自転車が行きかうにぎやかな場所にある小さなパン屋さんです。ショーケースにかわいいパンが並び、まるでケーキを選ぶかのような感覚でパンを選べます。
「種類は多くないでしょう?」とお店のご主人が謙遜されていましたが、甘い菓子パン系からお食事系のパンまでいろいろそろっていて目移りしました。特に目に留まったのは大きなメロンパンとちょっと珍しいおやきです。おやきの中味は高菜を使ったものもあれば、門真の名産れんこんが入ったものもありました。
では、ご主人へのインタビューを始めましょう。
― 『こね家』を始められるときに特にこだわったのはどんなところですか。
「無添加であることです。うちのパンはおやきの具に至るまで、材料が本物であることにはとことんこだわっています。添加物は、発酵時間を短縮できるもの、焼き上がり後の劣化を遅くするものなど、工場で大量生産する場合は必ず使われているといってよいと思います。経済性、効率などを考えると添加物を入れた方が楽なんです。正直、パン屋になる前は私もコンビニやスーパーで買ったパンを普通に食べていましたし。美味しそうな焼き色や香りを添加物でつけることもできるんですよ。メリットは確かにたくさんありますね。
でも『こね家』を始めて無添加で作ったパンを食べ続けていると、そうでないものとの違いがよくわかります。こね家を始めた後、久しぶりに一般で売られているパンを食べたとき、胸やけがして半分も食べられませんでした。うちの従業員も同じことを言っています。本物を食べ続けることによって、偽物を感じ取れる体になったということでしょうかねぇ。」
なるほどと感心しました。ご主人のお顔がお寺のお坊さんのようにも見えてきましたよ。
― 売れ筋のパンはどれですか。茜丸のあんこを使ったものは売れていますか。
「メロンパンは人気があってよく売れていますね。うちの中では一番人気です。茜丸さんのあんこを使ったものは、桜あんぱんと黒豆パンですね。黒豆パンはお年を召したお客様に特に好評です。」
― 茜丸のあんこを使うようになったきっかけは何かありますか。
「同業者からの紹介で使い始めました。春を感じさせるパンを作りたいと思っていたのでさくら味のあんこはその点ぴったりです。夏みかんのあんこを使って作ったときもありますよ。」
― どれも100円台という価格が嬉しいですね。
「『こね家』は駅からすぐ近く、お仕事やお買い物帰りの人たちがよく通る場所にあります。そうだ、美味しいパン買っていこうかなと急に思いついてすっと立ち寄れるほど小さなお店ですから、日常的に気軽にご利用いただきたいんですよ。ショーケースの中にパンを並べるというスタイルなので一目で簡単にそれぞれを見られます。できればたくさん選んでいただきたいですからね、価格はお手頃なところで抑えています。正直いっぱいいっぱいというところですが(笑)。」
― 今後、作ってみたい新しいパンはありますか。
「もちろんありますが、今あるものでもさらにレベルアップさせていきたいものあります。人気のあるおやきについても、改良に改良を重ねてここまで来ていますからね。」
う~ん、参りました。すでに完成されたものでもさらに美味しく進化させることを忘れない向上心あふれる『こね家』さんなのですね。
れんこんおやきを買って帰りましたが、確かに人気なのがわかります。美味しかったですねぇ。このおやきを買いにもう一度行かなくてはと思わせるほど絶品です。中が、素朴さあふれる具材なのに甘すぎず辛すぎずの味つけのバランスに洗練されたセンスを感じました。
実は、美味しそうな匂いに待ちきれずあせってひとくち食べた後にはっと気がつき急いで写真を撮りました。すみません。でも見てください!こんなかわいいれんこんがのせてありましたよ。
この後、茜丸のあんこを使った桜あんぱんと黒豆パンの写真を撮らせていただいたのですが、ショーケースの上に載せたそれらのパンをいい角度で撮るには、私の背の高さでは難しかった!背伸びをして必死で撮っていたら「お手伝いしましょうか」とご主人がやさしく声をかけてくださいました。撮りやすい高さで持っていてくださったおかげで、よい表情の桜あんぱんと黒豆パンの写真が撮れました。
この後いつものように、北條代表といっしょに記念撮影をお願いしたかったのですが、笑顔でやんわりとお断りされてしまいました。ご主人、実ははずかしがりやなのでしょうかねぇ。少し残念でした。背が高くて、たぶん足も長い、舘ひろしを思わせるかっこいい方で、アップにも余裕でたえうるお顔でしたから。
お忙しい中での取材のご協力、本当にありがとうございました!
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